金曜倶楽部

食物語。

卒業してもみんな近いところをウロウロしている

18:00からのお食事会。

俺とちーちゃんは30分早めに到着して本日の打ち合わせ、お互いの友人の情報を出し合い会議を行った。俺の友人のケイキは大学の助教だ。真面目な男なのでどこに出しても問題ない男だと思う。

ちーちゃんの連れてくる友達は保育士さんで、大人しくて可愛い女性だという。今日はお互いの友人にとっていい縁だったと思える日になるといいなと話した。

 

 

店のドアが開いた。

どうやらお友達のご来店のようで、そこには清楚な雰囲気を纏った女性が立っていた。

しかし、その人は俺の顔を見るなり「うわ!!!」っと声をあげた。

 

「みっくんやろ!!!」

 

みっくんとは俺のあだ名で、その地元の人間しか使わない懐かしいあだ名を呼ぶ人間は少数に限られる。顔に覚えがある。どうやらその清楚な女は中学校の同級生の宮崎だった。宮崎の気性は荒く、攻撃的な性格で男子とはよくケンカをしていた印象だ。

 

16年ぶりの再会だ。

16年という歳月は人をここまで変えてしまうのか。宮崎の身に何があったのか。

飼い犬でも死んだか?別人になっている。

 

ちーちゃんは呑気に「世間は狭いね〜!」なんて言ってケラケラ笑って楽しそうにしている。

 

いやいや、この飲み会は失敗だって。俺が誘ったケイキも俺も宮崎も同じ中学校なんだから。

 

宮崎は「今日どんな人呼んでくれたのー?」と聞いてくる。

俺がモゴモゴしてるうちにケイキがやってきた。

 

ケイキは席を見渡すと

「みっくん、これはすごい確率だよ」とこぼした。

 

ちーちゃんだけ笑ってた。

 

不思議な飲み会も思い出話にそこそこ華が咲いて3時間くらいは飲んだのかな。

次からは苗字と地元を確認してから飲み会をしようという事で解散した。