金曜倶楽部

来年の9月から日本を去る

友達が多い人には勝てない風潮

 なんだかんだ言って、友達の多いやつには勝てないところが社会にはあるように思う。もっとフォーカスを絞ると、俺の職場や知り合いの病院だ。お局が派閥を作り組織を形成する。ただの趣味や気の合う仲良しが集まったというものではない。明らかに徒党を組んでいる様子なのだ。

 俺が見た中で、周りに人が集まるお局は、決まって人の心を掴むのが上手いのはもちろんのこと、人に自分の心を掴ませるのが上手い。

 後者は『ツンデレ』に近い性格を持っている。しばらくツンっと不安にさせといてデレっと安心させる感じ。この心理は商売では当たり前のように働いていると思う。

  

 徒党=政治だ。馴染めない人は長くは続かない。経営側からすると大損害だ。

 辞めていく人間も辛いだろうが、いっそ辞める方が賢い。さらに辛いのは、「徒党」の一味でありながら悪いものを悪いと言えず、馬鹿らしいことにも付き合わなければならない連中だ。同調・肯定が基本。さながら応援団のように拍手を送る義務を負担しなければならない。

 人は人間関係を選べない。これはその法則の一例でもある。

 

 しかし、新たな徒党が生まれることもしばしば。それは仲間を裏切るところから始まる。

 病院関係の飲み会になると圧倒的に女の割合が多い。2次会や3次会まで行くと面白いことがある。次第に人数も減っていくのだが、居なくなった人の悪口で盛り上がるのだ。主にお局をボロッカスにこき下ろす。この悪口大会でイニシアチブを握るものが新たな党首。

 しばらくすると職場ではお局が孤立する場面がチラホラ(ある気がする)。でも、自業自得だし・・・身から出たサビでもある。同情は禁物だ。っていうのは俺の知る業界の話だけど。

 多数派工作でルールを拵えてしまえば、個人の天才なんて物の数ではない。いくらでも飲み込める。これは小学校の『帰りの会』で経験した人もいるかもしれない。口の達者な生徒に言いくるめられた後に待つ、不条理な多数決による学級裁判。

 困ったことに、最大多数の最大幸福という考えが前提ならこれが「悪いこと」ではないということだ。